2015年春合宿感想【現役】


 

みなさまこんにちは。最近は新歓に追われております、現役主将の土居です。

別途報告書も載せますので、併せてご覧ください。

さて、3月4日から春合宿に行ってきたので、遅れましたが各自の感想を集めました。

雰囲気が伝わればと思います。

 

 

土居将人

「この先にいけば、目印があるだろう」という考えが、道迷いに繋がった。

日が明ける前、あやふやな道をライトひとつでたどり、日が昇って気づいたときには谷の反対側に立っていた。その日のうちに幕営地に戻ったが、翌日も雪で道を見失う。物足りなさと反省の念が色濃い山行であった。

1日目の朝は、日が明ける前だが目覚めのよいものだった。太古の辻までは2時間強であり、そこまでゆっくり登ることにする。初めのうちは川沿いの広い道をたどる。1時間ほど歩いて水場につく。看板は無いが、湧き水が出ているので間違いないだろう。次第に、険しく、雪が混じる。振り返れば遠くの山々がくっきり見え、やる気もでる。時間は8時。出発から3時間程経っている。何かおかしいと思い、地図を手に持ちながら歩く。密集した木々を抜け、坂を下り・・・やはりおかしい。もう一度地図と地形を確認すると、隣に見える尾根が本来歩くはずだった登山道とわかり、ゾッとする。時計は9時を指し、天気は快晴。しかし元の道に合流できそうにないので、一度テント場に戻ることにした。

それからは落ち込むこともなく、まだリカバリーできると思うと話も弾む。

翌日。順調に尾根の手前まで来たが、次第に雪が深くなる。予報の雨はまだ降らず、自分の場所も分かっている。あと10分程で尾根に出られるだろうと考えた矢先、急にシカの糞がころがる険しい様子になった。しまった、明らかに道を間違えた。と思った。「この先は無理そうです」と先回りした部員は言う。時計を見ると11時、まだ帰れると判断し、下山すると決めた。帰りぎわ「一度はやりたいことしりとり」などやっていたから、なかなか参っていたのかもしれない。

結局、怪我もなく、日暮れ前に幕営地にテントを張ることは出来たし、下山後は奈良観光など、部員3人で多くの時間を過ごした。楽しい思い出もできた一方、今回ほど幸運だったと思うことはない。改善すべきことも山ほど見つかった、貴重な経験となった。

最後に。新歓の時期に不安を煽るような内容になってしまったが、事実は事実であり、教訓として残すべきものと判断した。普段は適当に見えるかもしれないが、けじめはつけているのだと感じてほしい。

 

 

竹村勇紀

今までとは一味違った山行でした。

熊野古道は当然ながら木々が生い茂り、落ち着いた雰囲気で心が穏やかになります。

今回は新しい体制となって初めての長期合宿であり、課題も数多く見つかりました。

普段と違う環境では人の本質が現れやすいもので、今回は特にそのことを感じました(詳しいことは秘密です)。

今後も様々な楽しみ方をしつつ、課題は改善し、より充実した活動をしていきたいです。

 

 

木村美優

私にとって長期の合宿は初めてだったので、出発するまでは不安な気持ちと楽しみな気持ちでいっぱいでした。

しかし、実際に登山をしていたのは2日間となってしまいました。積雪が予想以上にひどく、道が歩けない状態になっていたためです。長期の合宿を経験することは出来ませんでしたが、雪道を歩くということは、自分の未熟さを知ることが出来ました。

また、今回の合宿では、初めて1人用のテントで寝ることになったのですが、とても寂しいテント生活でした。特に夜は熊や幽霊のことで頭がいっぱいであまり眠れませんでした。

来年の春合宿ではこの様な思いは絶対にしたくないので、改めて新歓に力を入れようと思いました。

 

また下山してからの奈良観光もいい思い出となりました。あまりお寺に行くことが出来なかったのが少し残念でしたが、鹿と触れ合ったりカラオケに行ったりと、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。

最後になりますが、安全指導など、様々な事でお世話になったOBの皆様や学校関係者の皆様、本当にありがとうございました。