石楠花会通信 Vol.６２ (平成２７年１２月)
石楠花会通信 Vol.６２ (平成２７年１２月)
皆さま、ご無沙汰しております。年々時間がたつのが早く感じられ、また集中力も持続しなくなってしまい、今年度２回目の石楠花会通信を年末にやっとお届けする事になってしまいました。今回はこの半年で起こったさまざまな出来事のご報告をさせていただきたいと思います。
□平成２７年度体育会ワンダーフォーゲル部夏合宿の報告
現役部員は今年度6名で活動中です。今回は平成２７年度夏合宿の報告を『石楠花会』ウェッブサイトへの寄稿から皆さまにご紹介します。
主将土居です9月5日から７日、南アルプスに登った報告です。今年は欠席者なしですが、残念ながら雨で途中中止となってしまいました。またチャレンジできたらと思います。
『【総括】計画半ば、雨を降らす台風が急速に接近し、撤退することに。登頂できたのは 北岳、間ノ岳、三峰岳など。一方、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳という南アを代表す る山に登る機会には恵まれず、達成感は満たされなかった。 一方で反省点も多い。特にテントの張る場所だ。2 日目北岳山荘は稜線沿いに あり、植物はハイマツが這うのみで、風を遮るものがない。当日はテントが大 きくひしゃげる程の風に煽られ、安心して眠れなかった。また雨でしみたテン トの隅や屋根が揺さぶるので、室内が結構濡れる。ついにはフライシートが壊 れてしまった。考えてみれば去年の北ア、大天井岳の大天荘でも一人用テント を飛ばされている。できるだけ物陰に設営し、飛ばされない工夫をするべきだ った。
もちろん良い思い出も多い。雲が晴れまわりの山々があらわになったとき、自 分が歩いてきた道の険しさを実感した。やっと小屋に着いて、窮屈な靴やザッ クを取り払った開放感。雨に濡れて下山したあと、温泉で温まる瞬間。何より、 今夏から入部した千葉さんが加わり、さらに賑やかになったことがうれしい。 来年就活が始まる私は、これから大人数で登山できるかわからない。やっぱり一人より大勢が楽しい。またこんな登山がしたいと思う。』
主将土居君は今年いっぱいで引退し、平成２８年度は竹村君が主将に就任します。よろしくお願いします。
□カナダ・ワンゲルライフ
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、７８年次永野晴子さんはカナダ在住のガイドとしてご活躍しています。２０年以上前、渡り鳥のようにカナダに飛び立ち、以来カナダで暮らす永野さんの仕事や暮らしについて、ワンダラー永野の『カナダ・ワンゲルライフ』として、寄稿して頂きました。
『30歳の時にワーキングホリデービザを取得して訪れたカナダ。それから早くも25年が経ってしまいました。Husbandが仕事をリタイアしたのをきっかけに、今年９月に引っ越しをしました。
17年住んでいたバンクーバーは、海あり山ありの美しい街です。それでもやっぱり都会は都会で、人が多く、交通渋滞も年々悪くなる感じがします。そんな都会を離れて、田舎に住みたいという私の願いから、本当は乗り気ではなかった彼を説得して、カナダに初めて来た頃に住んでいたオカナガンに中古の家を買いました。オカナガンは、バンクーバーから飛行機で１時間、車で５時間。ロッキーへは車で３時間ほど。大きな湖がいくつもあり、丘陵地が続いています。リンゴやブドウの産地で、冬にはスキーやスノーシューを楽しめます。果樹園や牧場の広がる中を自転車で走ったり、丘陵地のハイキングコースを探して歩くのが楽しいところです。
我が家の窓からは、広々とした風景が広がっています。たまにキジが歩いているのが見えます。家の周りでよく目にするウズラの群れは、あまりに素早く移動するので、笑ってしまうほどです。バンクーバーはほとんど雪も降らないところでしたが、ここでは、早速、雪かきです。これからも元気で、春はワラビ採り、秋には松茸採り、焚き火をしながらのキャンプもたくさんできたら嬉しいと思っています。
私は相変わらず、旅行のガイドブックのリポートや編集の仕事、求めがあれば夏にはカナディアンロッキーでハイキングツアーをオーガナイズしています。２〜５名の少人数で10日間くらいの日程で、ホテルや山小屋に泊まり、バンフ国立公園やジャスパー国立公園、アシニボイン州立公園などを案内しています。オカナガンにいらっしゃることがあれば、ぜひお声をお掛け下さい。』
そして、私の個人的な興味からいくつか質問を、、、
- あなたとカナダの出会いの発端は？30歳の時にワーキングビザ取得してカナダへ向かったきっかけは？
忙しい編集業の日々をしばし離れて、アウトドア三昧の日々を送りたいという思いからです。30歳は、ワーキングホリデービザの取得できる最後の年齢だったので、これを逃すともうダメだという感じもありました。
② プライバシーの問題に抵触するかも、、、ご主人との出会いは？
バンクーバーのイングリッシュ・ベイでたまたま出会いました。
私が地図を見ていたので、道に迷ったの？と主人が声をかけてきて、それがきっかけ。ジャズをはじめ音楽の趣味が一緒でした。彼はギターを１日２〜３時間弾き、今は自分の作った曲をアレンジして録音したりしています。アウトドアは全くのど素人で、ハイキングは、私に付き合い仕方なくやっているらしいです。荷物は私が背負っています。
- あなたにとってカナダの魅力とは？
大きな空が広がっていて、雲の動きを観察できること。よく虹が出ること。
人が少ないこと。働きすぎないところ。お金がなくても遊べるところがたくさんあるところ。
若きも、老いても、好きなことをしている感じが好きです。
私のハイキングの常連客のひとりが、冗談ですが、「カナダ人は働いているのか？、遊んでばかりいるようだ」と言ってました。
- もし、今からワンゲルの還暦過ぎの初老がそちらに尋ねた際に、あなたにお願いできる事は？費用は？
カナディアンロッキーのハイキングの案内をお手伝いできます。
私の持っているライセンスだとロープやハーネスなどを伴う登山は案内できません。2〜5名のミニバンに乗り切れる人数で来てもらうようにお願いしています。エアチケットはインターネットで取れるので、そのお手伝いもしています。通常、カルガリー空港で私とミートして、10日間、私がレンタカーを運転して、2〜3か所の場所に数日連泊して、毎日ハイキングや乗馬などのアクティビティを行います。宿泊施設の予約等も私が行います。
私のお勧めは、ヘリコプターまたは徒歩で入山する山小屋泊まりの山旅です。山小屋は3食付きで、快適なベッド、予約制です。費用は、泊まるところや、自炊か外食かで、随分異なります。最近の例で言うと、5名グループ、8泊10日、ホテル泊まり、自炊半分、外食半分で１人28万円でした。それにエアチケットが11〜15万円。または3名グループ、8泊10日、ヘリコプターで入る山小屋とホテル泊まり、外食中心で１人40万円でした。
永野さんはこの１２月に一時帰国し、来年１月中旬迄日本に滞在します。カナダにご興味のある方は以下へお問合せください。
永野晴子（７８年次） 801, 43 Ave Vernon BC Canada V1T 9K1/ Mail: harukonag@hotmail.com
□平成2７年度OGOB現役交歓虹芝寮山行のご報告
石楠花会の恒例行事となった虹芝寮山行。最近は虹芝寮の利用者も増え、なかなか週末の予約が取れません。今回は例年より時期が遅くなり、今年は７月４・５日で開催となりました。その為、皆さんのご都合が合わずOGOBが８名の少人数での開催、現役部員も４名と近年まれにみるさびしい虹芝寮OGOB現役交歓山行でした。でも０８年次川端、西岡さん、１０年次及川さん、１１年次杉山さんの超フレッシュOBのご参加があり、新緑の山と私たちの虹芝寮を充分に楽しむことができました。来年は一人でも多くのOGOBにご参加いただきたいと願っています。
日時：平成２７年７月４日(土)～５日(日) 場所：成蹊学園虹芝寮
参加者：花上（６５）松田（６８）酒井（６８）千葉（７４）川端・西岡（０８）及川（１０）杉山（１１） OGOB計８名
岡本（現４年）土居（現３年）竹村（現２年）黒山（現1年） 合計１２名
□平成２７年度石楠花会会費・寄付金払い込みのお願い
石楠花会会費は年間３，０００円です。石楠花会会費は、現役学生の活動を支援する為、万一の遭難対策費として、そして石楠花会を円滑に維持運営する為に不可欠な資金です。皆様のご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げます。会費払い込み方法は、『ゆうちょ銀行』または『三菱銀行』口座への振込をお願いいたします。
尚、複数年払いをご希望の方には５年分１５，０００円を上限としてお支払いが出来ます。それ以上の金額はご寄付として処理させていただきますので何とぞご了承ください。払い込み頂いた方々の氏名はその都度、石楠花会通信紙上にてご報告いたします。
振込先：【 ゆうちょ銀行 】
口座番号 「００１２０－４－３５８６５３」
加入者名 「石楠花会」
【 三菱東京ＵＦＪ銀行 西川口支店 】
普通 ０６１０５３４ 石楠花会幹事 松田武雄
□平成２７年度新春OGOB現役交歓会のご案内
平成２７年度最後の石楠花会の公式行事です。今年度の現役部員も参加します。舌の肥えたグルメを唸らせるベルギービールと料理のお店での交歓会です。最近は若手のOGOBの皆さんのご参加がありません、、、是非皆さま奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
日時： 平成２８年１月２９日（金）１８：３０～
場所： 『シャン・ドゥ・ソレイユ』
千代田区内神田１－１０－６１
Tel ０３－５２８１－０３３３
会費：６，０００円
＊お申し込み：最寄りの幹事宛お電話、 『石楠花会』ウェッブサイトへのメーリング投稿、又はEメールにてご連絡をお願いします。
＊締め切り：平成２８年１月１５日（金）厳守願います。
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