石楠花会通信 VOL.65(2016.8)
長かった梅雨が明け、入道雲が青い空に高くそびえる夏がやって参りました。BSテレビで流れるアルプスの稜線を縦走する登山者に遥か40年前の自分を思い起こします。でもやはり今は、我が家の庭のたくさんのセミたちの声、ミンミン、ジージー煩いかと思えば、夕方からは哀愁を誘う、ヒグラシゼミの声。夏真っ盛りを実感しています。
皆さま、お変わりありませんか?65回目の石楠花会通信は去る6月に開催の虹芝寮山行のご報告からお届けします。今回は76年次権瓶さんのご報告をお楽しみください。
□平成28年度石楠花会『OGOB現役虹芝寮山行』のご報告
虹芝寮山行に行ってまいりました。事前にLINEで千葉先輩より、「今年は新人部員が5名も入ったよ」との連絡を頂き、「それじゃあ久しぶりに行ってみるか」と参加表明。楽しみにしておりました。3年前に参加した際は、確か参加者が多く、虹芝寮では押入れに半身を入れてやっと寝た記憶があります。今回は少数精鋭のOB名5名と、現役生6名、計11名での山行です。
松田先輩から「今回のメンバー、あんまり飲む人いないから、アルコール少なめにね」。「えっ!飲むでしょう。現役は」と思ったものの、「ビール500ML缶2本×9名{現役6名+OB3名(花上さん、松田さん除く)}=18本)」+リキュール類少々+・・・とアルコール類を控えめに購入。
到着後、すぐに酒井さんが新人に「寮に到着して、最初にやること」をレクチャー。現在、大学山岳部が廃部となった成蹊学園では、この寮を守るのはわが体育会ワンダーフォーゲル部、文化会歩く会のみとのこと。新人・現役生が酒井さん指導の下、雨戸を開け、屋外のプロパンガスの元栓を開き等して活動開始です。申し訳ございません、OBはここで昼寝モードに。私は持参したワインの一本目スタート。
本日の夕食は「キャベツと豚肉炒め」と「けんちん汁」。例によって酒井さんが台所回りの使い勝手を説明し、現役生がもくもくと食当を始めます。車で一緒だった新人の堀江君の他、もう一人の新人荒井君。2年生の黒山君。3年生で今回紅一点木村さん。まとめ役は主将の竹村君。みんな参加でどう作ろうかとワイワイやっております。4年生の土井君と今年社会人1年生の岡本君は、現役生を手伝いつつも暫し談笑。なかなか良い雰囲気ですねぇ。部員の数も減り、年間の合宿回数・山行回数も減ったのでしょうが、君たちがいてくれて親父たちも安心だよ。
OBのワンゲル昔話と現役生の「どんな山に登りたいか」、話は尽きません。夜が更けるまで談笑。ここで千葉先輩に謝らねばなりません。私、食当だけでなく歌唱指導もさぼりました。今回、山の歌、まったく歌いませんでした(お許しください)。アルコールに浸り、私は持参のワイン2本目に突入。仕切る余力まったくなく、気づいた時には布団の中に(もちろん今回は押入れに半身を入れる必要もなく、でしたが)。
6月5日(日)早朝。寒い。やはり日中暑くても山の朝晩は冷える。後片付けを済ませ、寮の掃除も終えて寮の前で記念撮影。そして堅炭岩にあるお地蔵様へ向け出発。例年にも増して成蹊スロープの藪が濃いと思っていたら、酒井さんが「これも雪不足の影響だよね。藪も雪の下にいる期間が短いのでその分成長しているね」。「鈴森の湯」で汗を流し、昼食をとって(私だけ、ここでノンアルのビールを一杯)、皆で帰宅の帰路につきました。皆さまお疲れ様でした。私も、現役生、他のOBの皆さまのお蔭で久しぶりに山の匂いを嗅ぎ、心身リフレッシュできました。そしてこの文章を書きながら、「結局私一人が飲んでいたのか」と再認識した次第。皆さん、もっとビールを飲みましょう!
□ワンゲルOG黄金の国ペルーに遊ぶ
創立60周年のワンゲルには世界中で活躍している方々がたくさんいます。前回の通信ではカナダ在住のガイド78年次永野晴子さんをご紹介しました。また、そのOGを訪ねて世界の自然を楽しむワンダラー心を忘れないOGたちもたくさんいます。今回は南米ペルーでガイドとしてご活躍の72年次中沢道子さんと中沢さんを訪ねて旅をした74年次大嶋さん(旧姓大槻)76年次鎌仲さん(旧姓小寺)、市川さん(旧姓小室)の楽しい旅行記をお届けします。
『日本を発ち20時間で黄金の国ペルーは、リマに到着です。リマは、旧市街地の歴史散策と海沿いに広がる新市街地が見どころです。現地で活躍した日本人実業家天野氏の収集品が展示されている『天野博物館』も必見です。空路リマを早朝発ち、雪景色のアンデス山脈を空から眺めながら1時間で海抜3000メートルのクスコに到着します。ここは、中澤さん(72年次)のホームグラウンドなので、美味しいお店、おすすめの土産どころなど効率よく案内してもらえますが、空気の薄さが感じられてくるので、温かいコカ茶で高山病の予防を始めました。
クスコからバスで3時間ほどで、マチュピチュへの登山列車の始発駅であるオヤンタイタンボに到着です。登山列車やマチュピチュへの登山には遺跡保護の為定員がありますので、早めの予約が必要です。麓から観光バスに乗り登山口へそこから、遺跡の中を登って2280メートルのマチュピチュ山へ。発見当時は、草木に覆われていた遺跡も素晴らしく整備されており古代人の偉大さを感じられます。また、頂上からの眺めはまさに『天空の城』でした!
世界最高所であるチチカカ湖(アマンタニ島)は、ランプの宿でしたが、南十字星と逆さになったオリオン座と圧巻の天体ショーが見られます。ここに来る長いバス旅ですが、高い山肌に建てられた遺跡と現役の貯蔵庫、のんびりとした農村の人々の暮らし、青い空を見ているとあっという間です。私の人生最高標高、4334メートルに立つことも出来ました。旅の〆はペンション主人によるお料理教室と世界遺産と黄金の国を満喫した10日間 の旅でした。温かい飲み物と整腸剤は毎日取ることをお勧めします。』
72年次中沢道子さんの連絡先をお知りになりたい方は私迄お問い合わせください。勿論上記OGの皆さまに直接でも結構です。
□体育会ワンダーフォーゲル部創立60周年記念式典のご案内(予告)
今年は体育会ワンダーフォーゲル部創立60周年の年です。既にご案内の通り「創立60周年記念式典」を、平成29年1月28日(土)成蹊大学10号館11階大ホールにて開催いたします。
石楠花会は会員数250名を超えました。傘寿を迎える創成期のOBの方々、部員数全盛期だった60年代の皆さま、そしてワンゲルと同じ年齢を過ごしてきた70、80年代の皆さま、部員減少が問題となり部存続の危機の連続だった90年代の皆さま、あらゆる世代の会員皆様のご参列を頂き、記念式典を開催したいと思います。8月現在の予定を以下に記載します。当日の詳細につきましては秋口に別途ご案内を差し上げますので、石楠花会会員皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。
『成蹊大学体育会ワンダーフォーゲル部創立60周年記念式典』
日時:平成29年1月28日(土)11:00~(予定)
会場:成蹊大学10号館11階大ホール
会費:5,000円(予定)*ご参加者には豪華記念品進呈
主な内容:第1部 記念式典
第2部 立食パーティ(ブッフェスタイル)
『Songs Of Wander Vogel (S.W.V)』記念コンサート
お申込方法:平成28年秋以降の石楠花会通信にて出欠席の確認をさせて頂きます。
□平成28年度石楠花会会費・寄付金払い込みのお願い
年会費は石楠花会を円滑に維持運営する為に不可欠な資金です。皆様のご協力をなにとぞよろしくお願い申し上げます。石楠花会会費は年間3,000円です。会費払い込み方法は、『日本郵政』払込用紙または以下の『東京三菱UFJ銀行』口座振込みにてお願いいたします。尚、複数年払いをご希望の方には5年分15,000円を上限としてお支払いが出来ます。それ以上の金額はご寄付として処理させていただきますので何とぞご了承ください。
尚、払い込み頂いた方々の氏名はその都度、石楠花会通信紙上にてご報告いたします。
振込先:【 ゆうちょ銀行 】
口座番号 「00120-4-358653」 加入者名 「石楠花会」
【 三菱東京UFJ銀行 西川口支店 】
普通 0610534 石楠花会幹事 松田武雄
□平成28年度石楠花会虹芝寮山行のご報告
日 時:平成28年6月4日(土)~5日(日) 会場:成蹊学園虹芝寮
参加者:花上(65)松田(68)酒井(69)権瓶(76岡本(12) OGOB合計5名
現 役:土居(4年)木村・竹村(3年)黒山(2年)荒井・堀江(1年) 現役合計6名
差入れ:市嶋さん(60)「吟醸市島」
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