本合宿
SWV主将の久保田です。
こちらは本合宿の報告を致します。
<本合宿>
・表銀座縦走(台風のため、B隊は大キレットを通らず、A隊と共に下山)
1日目(穂高駅〜中房温泉)
2日目(中房温泉〜燕山荘)
昨日のテントの混み具合からかなり混雑すると思われるため、予定より1時間早く出発。予想通り渋滞が起こりパーティーのペースを早くも乱される。一刻も早く抜けたい気持ちからか、歩みも早くなり、山荘に着く頃には疲労困憊。時間を置いて、燕岳山頂を踏む。夜はお好み焼き。
3日目(燕山荘〜大天井岳〜西岳ヒュッテ)
早朝5時に出発。天気は晴れ。日の出を見ながら稜線を歩き続ける。10時を過ぎると、日差しも強くなり、部員の体力を蝕む。景色は良く、気持ちも高まっているが知らぬ間に疲労が蓄積していることに小屋についてから気付く。日が落ち始めると雲行きが怪しくなる。午後六時頃、雷と共に大雨が稜線に張ってある私達のテントを襲う。台風の影響もあったため、想定内ではあった。天気予報を確認したところ、明後日には台風が直撃する予定だったため、大キレット通過を断念した。
4日目(西岳ヒュッテ〜槍ヶ岳〜槍沢ヒュッテ)
午後に雲行きがまた怪しくなる可能性があるため、早朝4時半に出発。本日は槍ヶ岳まで岩場、鎖場を400mアップ。皆が落石や滑落に注意しながら通過をしていく。慣れない部員には恐怖を覚えたことだろう。道中、槍ヶ岳の先が垣間見えることがあった。苦労の末、10時頃には槍ヶ岳山荘へ到着。雨は降っていないものの、雲がかかり絶景は望めなかった。それでも、念願の成蹊大学ワンダーフォーゲル部での槍ヶ岳登頂に感動を覚えた。
5日目(槍沢ヒュッテ〜上高地)
A隊は予定通りこのまま上高地へと向かい、午後3時の高速バスに乗車して新宿へと帰って行った。一方B隊は、登るはずだった大キレットを登らずに下山してきたため、日数が丸1日目空いてしまい、上高地観光を楽しみながら徳澤ヒュッテでもう一泊した。夜中、下でも突風が吹き、テントが潰れかけた。つくづく稜線上にいなくてよかったと感じる。
まとめ
今回は台風直撃の数日前というリスク管理がとても重要な山行となった。常に天候や雲の動きを確認し、台風の進路を見ながら今後の詳しい計画を決めていく。私自身も勉強になる山行となった。
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